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スタッフブログ

月別アーカイブ : 2023年2月

予防薬キャンペーン始まります!(~4月末)

2023.02.21 カテゴリー:お知らせ

こんにちは、ヴィオラ動物病院です。

今日はまたなんとも冷え込んでいますが、2月4日に立春も過ぎノミ・ダニやフィラリアの予防シーズンが近づいてきました。

当院では犬・猫ともに9ヶ月(4月上旬~12月上旬)の予防を推奨しています。

最近は猫のフィラリア感染についてもだいぶ広まってきましたが、まだまだ犬に比べると予防率は低い印象。

猫のフィラリア発症の頻度は確かに犬と比べて低いのですが、フィラリア1-3隻(フィラリアは1匹ではなく1セキと数えます)の少数感染で重度の症状を引き起こすことが知られており、その多くは重篤な呼吸障害を起こしますし、急性期を乗り越えても慢性的な呼吸器症状を残存させることが多いと言われています。

呼吸器疾患は診断が難しいため、急性期においては診断できず死亡してしまうことが、慢性期においては喘息や気管支炎と誤診されているケースが多い現状でしょうね。

呼吸器を専門として働いていた私でも、本音を言えば完全にすべての症例を診断できていると自信を持っていうことはできません。

ただひとつ言えることは、予防していればほぼほぼ感染が防げるということです。

猫ちゃんと一緒に健康にながく暮らすためにもぜひ予防をご検討くださいね。

犬についてはもうご存じの方が多いかと思いますのであまり書きませんが、犬のフィラリア感染は肺血管に持続的なダメージを与えます。

これの怖いところは、治療時の急死の原因となるだけでなく、無事に駆虫が達成できたとしても肺血管のダメージが残存して肺高血圧症への進行が止められない子も少なくないことです。

わんちゃんについても必ず予防はしっかりと行うようにしましょう。

当院では犬にシンプリカトリオ、猫にネクスガード キャットコンボをお勧めしています。

これは「薬の効果が特に良い!!」などという医学的な理由ではなく、割引率が一番良かったからです。

ちなみに犬のオールインワン予防薬(ノミ・ダニ・フィラリア・消化管内寄生虫などをすべて1つの薬で予防できるもの)ならばどれも効果に差はありませんのでご安心ください。

猫のオールインワンで犬と同じように予防が網羅できているものはネクスガード キャットコンボだけだと思います(個人的にはレボリューションプラスでも良かったのですが、終売?なのか手に入りませんでした)。

すぐに効果が目に見えてこないのがワクチンや予防薬にはなりますが、日々の健康には欠かせないものです。

すでに予防されている方は継続を!

ちょっとサボってしまっていた方はぜひこの機会に!

しっかりと予防を実施して健康なわんにゃんライフを送ってくださいね。

 

最後にキャンペーンの製品の割引率についてのお知らせです。

●犬 シンプリカトリオ

12ヶ月予防(通年) 20%OFF

9ヶ月予防(4-12月) 15%OFF

8ヶ月以下 10%OFF

●猫 ネクスガード キャットコンボ

12ヶ月予防(通年) 15%OFF

9ヶ月予防(4-12月) 10%OFF

8ヶ月以下 5%OFF

※値段は体重によって変わりますので当院までお問い合わせください。

里親さん、決まりました!

2023.02.06 カテゴリー:お知らせ

こんにちは、ヴィオラ動物病院です。

1/24のブログで書かせていただいたサビ柄の仔猫ですが、無事に里親さんが決まりました!

ご連絡いただいた方、里親探しにご協力いただいた方、その他にもご協力いただいた多くの方々、ありがとうございました。

実は今回の里親さんの件では裏話がありますので、少し書かせていただこうと思います。

まだあまり人馴れしていなかったのでブログには書きませんでしたが、実はサビ柄の子と仲良くしている5ヶ月齢ほどの仔猫も預かっていました。

今回の里親さんはその子も一緒にお家に迎えてくださるとのことです。

2匹で仲良くしているので一緒のお家に行けたらなー、なんて思っていましたが2匹合わせてお家に入れてくださる方を見つけるのがなかなか難しいのも事実。

特にその子は顔立ちは整っているのですが性格がキツめ(とはいっても抱っこしたり口の中を見たりはできますが)で月齢も進んでいたので、病院猫の仲間入りになるものだと内心は里親さんをほとんどあきらめていました。

さらに悪いことにその子はFeLV(猫白血病ウィルス)が弱陽性であり、陰転化しなければ永く生きられない可能性もあります。

今回里親に手を挙げてくださった方は、これらのことをすべて踏まえた上で、再検査での陽性陰性の結果に関わらずお家に迎えたいとおっしゃってくださりました。

もちろん、サビ柄の子(エイズ・白血病ともに陰性)には今後もFeLVまで予防できるワクチン(4種以上の混合ワクチンではFeLVの予防が可能です)を接種するようにしますし、FeLV陽性の子が白血病やリンパ腫を発症したとき(FeLV陽性の子は3歳前後でのリンパ腫発症が非常に多いです)にはその検査・治療費はすべて当院で負担することをお約束いたしました。

ひとまずは今週の土曜日からトライアルでご自宅で過ごしていただき、大丈夫そうなら正式に里親さんのお家に送り出してあげる予定です。

温和でとても優しそうなご家族でしたので、トライアルが無事に終わることを願っています。

※里親募集については定期的にブログにアップしますので、ご興味のある方はブログをチェックしていただくか、当院まで直接ご連絡くださいね。